生産性を高める最良の方法 2
フォードの最高補佐役チャールズ・ソレンソンはフォードの取り組み方の重要性について、『フォードとの50年』のなかでこう書いています。
「かつてのアメリカのビジネスは、価格は人びとが買うと思われる最高のポイントに決めるべきだという原則にたって運営されていた。
それはフランスやイギリスではいまだに多くの産業界で採られている原則である」。
・・・しかし、フォードは低価格で大量生産することによって利潤を追求する方向にアメリカ企業を軌道修正しました。
その結果1926年には、世界の車の85パーセントはアメリカ製となりました。
しかも数十年間、内燃機関技術でアメリカをリード。
100パーセント以上の関税障壁を守ってきたヨーロッパでの売上げがその半数近くを占めていました。
1980年当時、主要なパーソナル・コンピューターは必要なソフトウェアと付属品込みで約5000ドルで販売されていました。
1世紀近い開きのある製品について価格を比較するのは危険かもしれません。
しかし、このパーソナル・コンピューターの価格はフォードの価格が曲線を駆け下りる前の1914年の自動車の価格にほぼ等しいのです。